地方へ行ったら地酒を飲もうシリーズ、岡山・倉敷は児島の十八盛酒造さん。岡山市内の某酒屋さんで、岡山来たならこれ飲んどけ!っていうのを何か勧めてくださいとお願いしたら、まずこれをと提示された一本。 確かに、朝日米のお酒は飲んだことがない。というか、実物にお目にかかったことがない。酒米ではなく食米として知られる朝日米で酒を醸して、最初に有名になった蔵の一本なので、初めてなら是非とのこと。 備前赤磐赤坂産の朝日米100%。原料米の産地をしっかり表示するのは昨今の流行りというか、ブルゴーニュワインばりの原産地統制でもやる気なのかと思わないでもないが、岡山が全国有数の酒米の産地であることは厳然たる事実なので、地域振興のためにも地元の農業を守ためにも、大いに喧伝してもらったらいいと思う。 ただしこれは備前の酒米として名高い雄町ではなく、朝日米。どんなもんなのかしらと思って飲んでみたけど。 あら、全然いけるじゃない。うん、美味しい美味しい。新幹線でえっちらおっちら持って帰ってきた甲斐がありました。 岡山の酒蔵も、皆さん雄町だけじゃやっていかれませんからね。と、酒屋の店員んさんは仰っておいででした。 地元に既に素晴らしい(特Aクラスの)酒米がある。そうして条件的に恵まれているからこそ、革新が生まれなかった面があるのかもしれない。雄町に対するしばしば過度な(?)こだわりを捨てた(いや、多分捨てたわけではない)岡山の酒蔵は、これからがとっても楽しみなのかもしれない。
多賀治 純米大吟醸朝日 無濾過生原酒 限定直汲み by IettaShiwon 1枚目
その他の情報
飲んだ温度
冷酒
投稿日:8月9日
パラメータ評価
味わい ①
淡麗
普通
濃醇
味わい ②
辛口
普通
甘口
酸味
弱め
普通
強め
余韻
残らない
普通
残る
香り
弱め
普通
強め