濃くて、甘くて、しっかりとした味わいです。 かつて侍が栄養ドリンクとして飲んだとされる歴史の古いお酒らしい。 通常そのまま飲みますが、体調により「ちょっとアルコール強いな」と思う日には、炭酸で半々に割ったり、水で少し薄めても十分美味しく飲めます。 昨年末に取材で訪れたときのこと。 対応くださった現社長である佐藤和典さんは、5年ほど前まで杜氏を務めていた現場の人です。 かつて越後杜氏から酒造を習って、独り立ちして「杜氏」になったと際、最初に自分の全責任でつくったのがこの「弥右衛門カスモチ原酒」だったという。 搾って槽口に出てきてきき酒した時の味は、「(63になる現在でも)昨日のことのように忘れられないよ」と微笑んでいたのが、印象的でした。 新しい試みをする酒も大切だけど、社長にとっても、長年のお得意様にとっても。変わらない酒の重要性も感じた、私にとっても味わい深いお酒でした。 ちなみに、かつて「大和川」という銘柄でほとんどの酒を醸していましたが、関西の酒と勘違いされるので代々襲名してきた思い入れある「弥右衛門」という名を通常銘柄に変えました。 その第一号が、このお酒。
純米カスモチ原酒 弥右衛門酒 by 関ともみ 1枚目
その他の情報
飲んだ温度
常温
投稿日:2月17日
パラメータ評価
味わい ①
淡麗
普通
濃醇
味わい ②
辛口
普通
甘口
酸味
弱め
普通
強め
余韻
残らない
普通
残る
香り
弱め
普通
強め