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関ともみ
Excellent!!
播州一献フラッグシップの超辛シリーズ。
最後に出来てリリースされた(確か2年前だったような)この純米吟醸が、一番好きです!
ルビーグレープフルーツのような軽快で爽やかな酸と甘み、そして爽やかでわずかな苦みと渋みが特長です。その後半のわずかな苦渋(従来日本酒の世界では敬遠されてきた)によって、料理にマッチします。コンペティションの基準と私たちの生活は違うから、自由に捉えるのが大切ですよね〜。
和食だけでなく、これ一本さえあればイタリアンでもフレンチでもエスニックでも、世界中の料理と合わせられそうな汎用力です✨
乾杯数:4
投稿日:2月22日
播州一献 超辛口 純米吟醸 播州山田錦
山陽盃酒造株式会社(兵庫県)
関ともみ
Good!
ICHID゜(いちど)というお酒。
早くからスパークリング日本酒を手掛け
初期awa酒協会の一員としても活躍する
人気酒造さんが醸造しています🍾
瓶内二次なので炭酸はきめ細かくて、
白麹っぽい甘酸っぱさ。
アルコールは7%に感じないほど軽やかです✨
発泡日本酒独特のオリ臭というか糠っぽさはあるが、
ガスでややマスキングされています
ポークソテーとかタレ物に合いそうです。
他にもロゼスパークリング、ドライスパークリング、
純米大吟醸をつくられているそう。
〈いちどの意味〉
・角度の一度
日々の変化を大切に。
・出会いの一度
この一杯が日本酒の入り口になるよう
・温度の一度
冷やすとより美味しく。ワイングラスで贅沢なひと時
乾杯数:0
投稿日:2月22日
ICHID゜
人気酒造(福島県)
関ともみ
Good!
スッキリとして、もたつかないまさに辛口の酒です。
鼻腔にふわっとした香りを感じ、飲んだ後にも香りの余韻が残ります。舌には残らないけど、香りだけ残るので余韻が長いと錯覚するかもしれません。
飲みごたえというかアルコール感を少し強めに感じるかも。キレがあり、スパッと切れます。
常温か冷酒でどうぞ。熱燗なら「やまたのおろち超辛口」の方がおススメです。
「李白」をつくる李白酒造があるのは、日本酒発祥の地と言われている島根県松江市。出雲神話のなかで、スサノオノミコトは、ヤマタノオロチ(大蛇)を酔わせて斬って倒したといわれています。このお酒は、「大蛇をイメージした力強い酒」がテーマだそう。
乾杯数:5
投稿日:2月21日
李白 特別純米 辛口 やまたのおろち
李白酒造有限会社(島根県)
関ともみ
Good!
上級者向けのお酒。
まるでドライフルーツのようなジューシーな熟成香。
トップのジュワーッとした味わいがありながら、スッと消えていく。総じてたしかに辛口。
お燗に向いています。それも50℃とか60℃とか結構高めの温度でも平気です。常温はクセが強くて飲みにくいかもしれないけど、お燗にすると私は好きです。
甘みが出てきて、旨味のある食べ物とよく合いそう。中華や煮物と合いそうかな。
「李白」をつくる李白酒造があるのは、日本酒発祥の地と言われている島根県松江市。出雲神話のなかで、スサノオノミコトは、ヤマタノオロチ(大蛇)を酔わせて斬って倒したといわれています。このお酒は、「大蛇をイメージした力強い酒」がテーマだそう🐍
乾杯数:4
投稿日:2月21日
李白 特別純米 やまたのおろち 超辛口
李白酒造有限会社(島根県)
関ともみ
Best!!
「飛露喜」を語る上で欠かせないスタートのお酒。
シンプルに「美味い」と言葉が出る酒。柔らかい甘いような香り、ハッキリダイレクトに舌に届く旨味、酸味、バランスの全てを持ち合わせている。もしかしたら初心者にはコレが特別美味い酒だと、気づかれないほどさりげないものです。
取材で訪れた際、蔵元杜氏の廣木さんは「すべての日本酒の真ん中。日本酒のメートル原器でありたい」と答えてくれた。「最近の酒は飛露喜より甘いね」とかいつも比較する対象、物差しでありたい、という意味。
一時廃業も考えた小さな酒蔵の跡継ぎだった廣木さん(跡を継ぐつもりも元々なくてキリンシーグラムで勤めていた)が、父が急逝して、最後の賭けのような気持ちで生み出した酒。試行錯誤の末にこの「無濾過生原酒」がヒット。廣木酒造本店は有名になった。
すべてはここから始まって、
その後脱却しようと思うほどに思い入れは深まったとか。
だからこのラベルだけは、
当時お母様が描いたままのもの。
字の大きさも紙もなーんにも変えてないそうだ。これから先も変えるつもりはない、と。
ただ美味しい。そして感慨深くいただきました😌
乾杯数:8
投稿日:2月20日
飛露喜 特別純米 無濾過本生
合資会社廣木酒造本店(福島県)
関ともみ
Excellent!!
田酒のフラッグシップ特別純米。
田酒は全体的に近年綺麗で、華やかでやや香り高い。
でも旨味もしっかりある。
…そんなイメージですが、中でもこの酒はぎゅぎゅっと詰まった旨味が特徴。
以前は二回火入れでしたが、
現在では一回火入れになったのでややフレッシュ感もあります。
でもどうだろう。いつも飲んでいる方じゃないと気づかないかなー?
田酒は「変わらない美味さ」という綺麗事には見向きせず、
常に酒も設備も変わり続けています。進化し続ける。
昭和40年代から走り続け、未だに「手に入らない」と言われるのに(この特別純米は結構普通に手に入る)、変わることを恐れません。
それも田酒の魅力です。
乾杯数:3
投稿日:2月20日
田酒 特別純米酒
株式会社西田酒造店(青森県)
関ともみ
Excellent!!
ふんわり甘くて、少しとろりとしたテクスチャがあるように感じるお酒。
もちろん旨味もあるけれど、精米歩合70%と聞いたら驚くような綺麗さです。
一回火入れならではの、適度なフレッシュ感。
常温で置いておいても余裕です。大丈夫。
冷蔵庫で冷やして飲んでも、外に出しておいて常温で飲んでも美味い。
「ちえびじん」という銘柄は、創業者の妻である「ちえさん」から付けられました。
だけど、代々なぜか「ちえさんが不美人だった」と言い伝えられているそう。写真も日常的に撮らないくらい昔のことなので、錦絵や浮世絵も残されておらず、その真偽はわかりません。
きっと日本人特有の謙遜だったのでしょう。わたしがちえさんだったら「もう止めてよ!」って思っちゃいます。100年以上の時を隔ててそんなこと伝え続けるなよ、と(笑)
まぁ、本当に不美人だったならジョークにならなかっただろうから、物凄く美人だった、という可能性もありそうですね。
お酒の味わいも、とても可愛らしいものです☺️
乾杯数:7
投稿日:2月19日
ちえびじん 純米酒
有限会社中野酒造(大分県)
関ともみ
Excellent!!
「翔雲(しょううん)」
第一印象は「あ!白鶴っぽい!白鶴錦らしい」。
使用している「白鶴錦」という米は、山田錦の兄弟品種です。
どちらを使って造った酒も、造ってすぐというより、秋上がり以降やそれ以上熟成したときに真価がわかるイメージです。後半により差をつけるタイプ。
このお酒、綺麗で洗練されていて、良いお酒です☺️
一周まわって通好みだと思います。
この酒がわかるようになるのは難しい。
米の特性で味が決まるというよりは、蔵の特性や考え方が大きく反映されます。白鶴は酒造メーカー国内最大手ですから、パック酒も超手造りの大吟醸も、品質管理部という大きな関門もあって、大きくイメージを裏切ることはしません。企業責任です。(最近の若手企画商品を除き)
「綺麗で背筋正しい酒」を届けてくれます。一本筋の通った綺麗さが白鶴っぽい。だけど意外と旨味というか、味わいもしっかりしてたりする。
さすがのひと言。
乾杯数:5
投稿日:2月19日
翔雲 純米吟醸 白鶴錦
白鶴酒造株式会社(兵庫県)
関ともみ
Excellent!!
やや甘くて、酸味があって、
おりがらみではあるが、まとわりつく感じもなく、
非常に軽やか。
微量だけど発泡感も感じるから、
アルコールが低く感じるほど。
「よっしゃ日本酒飲むぞ!」なんて気合を入れなくても気軽に飲めるお酒。
(いえ、いつも特段そんな儀式してませんが…)
それどころか、ゴクゴク飲んで気づけば空になっていました。
2日もてば良い方です。
リズールは、フランス語で精読者・読書人という意味です。
「文佳人」→「文+佳人」→「読書家」という連想から名付けたそう。
今っぽい薄くて軽い…ともまたひと味違った、
食卓にちょうど良い日本酒といえよう。
乾杯数:6
投稿日:2月18日
文佳人リズール 特別純米 おりがらみ生
株式会社アリサワ(高知県)
関ともみ
Best!!
これさえあればいいと思いました。
七宝がつかない「播州一献 純米大吟醸 北錦」はこの商品の火入れなので、それも最高です。
トップノーツはマンゴー系の甘い香り。
次に洋梨の爽やかな香りを感じます。
生酒らしい厚みある旨味と、純米大吟醸の品の良さ・綺麗なまとまりを兼ね備えています。
手に取りやすい価格の「食卓で気軽に楽しめる純米大吟醸」。
鯛などの白身魚によく合います。
お刺身やお寿司ならば醤油ではなく塩で。
柑橘を添えるならレモンよりカボスやすだち。
ヨーグルトやチーズ、生クリーム、塩麹などにもよく合います。
開栓2日目以降もさらにおいしい、贈り物・自宅用問わず誰からも愛される万能なお酒です。
スイスイ飲めてしまって、きっと1本では足りないと思う!
盃を重ねようと思うなら、冷蔵庫で冷やして。
じっくり味わうには常温がオススメです。
この味わい、今後も蔵で変えないで欲しい。
絶対無くさないで欲しい😭
(写真真ん中黒瓶ですよ)
乾杯数:6
投稿日:2月18日
播州一献 七宝 純米大吟醸 生
山陽盃酒造株式会社(兵庫県)
関ともみ
Best!!
新商品。数量がかなり限られているというので、見つけられてラッキーでした!
龍力といえば「山田錦」です。
現在酒米の王様と呼ばれる山田が残り続けているのは、最初冒険したくない醸造家たちから見向きもされなかったところを、いくつかの酒蔵が心血注いで守ってきたから。その内のひとつが「龍力」の本田商店。
…ということで、兵庫県特A地区(最高峰)の山田錦を使ったスパークリング。シャンパンのような瓶内二次発酵を採用することで、炭酸の泡がきめ細かく、強めのガス感になります。
開栓の時は本当に気をつけてください。下手すると中身がほとんどなくなります。それくらいシュワシュワが元気良い。
澱の分だけ口当たりは優しいけど、
スッキリ辛口。おいしいです。
いろいろ食事にもよく合う。
また見つけたら、絶対買います。
乾杯数:8
投稿日:2月17日
龍力 純米酒 ドラゴン スパークリング
株式会社本田商店(兵庫県)
関ともみ
Good!
濃くて、甘くて、しっかりとした味わいです。
かつて侍が栄養ドリンクとして飲んだとされる歴史の古いお酒らしい。
通常そのまま飲みますが、体調により「ちょっとアルコール強いな」と思う日には、炭酸で半々に割ったり、水で少し薄めても十分美味しく飲めます。
昨年末に取材で訪れたときのこと。
対応くださった現社長である佐藤和典さんは、5年ほど前まで杜氏を務めていた現場の人です。
かつて越後杜氏から酒造を習って、独り立ちして「杜氏」になったと際、最初に自分の全責任でつくったのがこの「弥右衛門カスモチ原酒」だったという。
搾って槽口に出てきてきき酒した時の味は、「(63になる現在でも)昨日のことのように忘れられないよ」と微笑んでいたのが、印象的でした。
新しい試みをする酒も大切だけど、社長にとっても、長年のお得意様にとっても。変わらない酒の重要性も感じた、私にとっても味わい深いお酒でした。
ちなみに、かつて「大和川」という銘柄でほとんどの酒を醸していましたが、関西の酒と勘違いされるので代々襲名してきた思い入れある「弥右衛門」という名を通常銘柄に変えました。
その第一号が、このお酒。
乾杯数:7
投稿日:2月17日
純米カスモチ原酒 弥右衛門酒
合資会社大和川酒造店(福島県)
関ともみ
Best!!
製造2019.2月日付のものを、約1年経ってから、
冷蔵庫から出して、やや室温に近づてきたくらいの温度で飲みました。
その日は家族のお祝いで。
大切な日に、大切な人たちと飲むのにふさわしい素晴らしい日本酒です。
やや熟成のカカオ感。香りや口に含んだ瞬間はコクを感じさせながらも
飲み進めるとなお綺麗で、経過を感じさせない透明感を感じます。
するりとした端麗さ。
「おいしいなぁ。好きだなぁ。幸せだねぇ…」
みんなで顔を見合わせ、呟いてしまいました。
これが一番の日本酒の醍醐味といえるのではないでしょうか。
良いお酒だなぁ。
お寿司の醤油やタレともよく合いました。
<※注釈>内1人だけ「古酒」「熟成酒」が特別苦手な人は「まぁ、いいお酒だけどね」といったテンションでした。
乾杯数:7
投稿日:2月16日
黒龍 火いら寿
黒龍酒造株式会社(福井県)
関ともみ
Best!!
正直いって教えたくない…
「美味しさ」と「衝撃」から
ずっと忘れることのできないオーク樽熟成のお酒。
日本酒という固定概念をすべて忘れて、もっと自由な感性で飲んで欲しいお酒です。
もとの酒は樽の香りとマッチするよう、旨みがしっかりして、キリっとした酸味があり、甘みも多く残した「生酛系純米酒」。
その味わいは、まるで軽やかに翼が生えたようなラムのよう。
飲みごたえはあるが、フワッと儚く消えていく心地になる。もちろんアルコール度数は蒸留酒と比べ低いので、寝る前の一杯としてもおすすめ。
樽熟成の日本酒はいまや割とよく見るようになってきましたが、今のところコレが私のNO.1です。
業界では評判で、数も少ないのでみんな知らせたくない。私も4本買い集めました。本当は誰にも教えたくありません。
料理とも合う。こんなに胸躍る日本酒は珍しいものです。さすが大木代吉本店。恐るべし。
乾杯数:12
投稿日:2月16日
自然郷 Cuvee18
合名会社大木代吉本店(福島県)
関ともみ
Excellent!!
立春を過ぎた頃に発売される
「SPRING SHINE(スプリング シャイン)」。
全体の輪郭をつくるビビットな酸があるから、もたつきません。ふんわりとした春風のような甘みは、四段仕込みを採用したことに由来します。(通常現在の日本酒は三段仕込み)
杜氏の壺阪雄一氏によると「しっかりと旨味や味わいを感じながらも、軽やかに『もう一杯・・・』と飲めるのは、原酒でアルコール15度に抑え、重さを感じないようにしたため」だそう。
山菜料理や鰆の塩焼きなど爽やかな春の食材とよく合います☺️
乾杯数:8
投稿日:2月15日
播州一献 純米吟醸 SPRING SHINE 生酒
山陽盃酒造株式会社(兵庫県)
関ともみ
Excellent!!
にごりだけど、爽やかで、
程よい飲みごたえあるお酒です。
真っ白のだくだくに、澱(おり)が沈澱した見た目に反して、
味わいはすっきりです。
あっという間に飲んでしまいました。
以前取材をした時、李白の酒について田中社長は、「一周回って『李白あればいいか』と戻ってきてもらえる酒。『酸味が…』『この味わいは…』と会話をとめず邪魔しない、人々に寄り添うさりげない酒をつくりたい。」と言っていました。
まさに合点がいく、そつなく美味いにごり酒です。
困ったら「李白」おすすめの一つです。
英語名も素敵すぎる。
乾杯数:7
投稿日:2月15日
李白 特別純米にごり酒 Dreamy Clouds 生
李白酒造有限会社(島根県)