金嶽

香りは非常に穏やか。ほのかに甘みのあるトロピカルなニュアンスも。口当たりには円やか。甘やかでスムーズな飲み口から、じわじわと密度感のある旨みが広がる。普通酒らしいボリューム感・ボディ感はしっかりとありつつも、中汲み部分のみを採ったことで、嫌な雑味が少なく、ピュアな旨みが詰まった味わい。甘みと酸のバランスが良く、ガツンとしたインパクトはありつつも、度数の高さを感じさせない飲み心地。

香りは非常に穏やか。ほのかに爽やかなニュアンスも。口当たりにはフレッシュさがあり、円やか。柔らかで甘みのある飲み口に、クリーミーでコクのある旨み。米のふくよかな旨みがあり、しっかりとした酸、ボリューム感は感じられるが、澱由来の爽やかなミルキー感が和らげてくれる。余韻にかけて普通酒らしいガツンとしたアルコール感もあり、リッチでボディのあるにごり酒。

四段仕込みゆえの、かすかな甘味を伴ったインパクトの強いフレッシュな味わいが押し寄せ、アルコール度数は高いが、アルコール香はあまり強く感じず、サラリとしながらしっかりとした飲みごたえ感が楽しめる。普通酒ゆえの軽やかな味わいで、冷酒で飲み口良くスイスイと飲めるが、アルコール度数は20%あるので傍らには和らぎ水を。

香りは比較的穏やか。口当たりは瑞々しさがあり、やや軽やかなタッチ。透明感を感じる綺麗な旨みにキリッっとした酸。ほんのりシャープでスッキリした要素はありつつも、生酒らしいリッチな雰囲気も感じられる。余韻にかけて少々ビターさはあるが、爽やかで飲み進めやすい味わい。

独特の松葉のような爽やかながらややレトロな香りがあり、アタックは軽快ながらもじわじわと旨味が広がってくる。程よい後キレ感もあり、山里の味覚と非常によく合う。冷酒でも良いが、常温～燗酒がオススメ。

香りは非常に穏やか。ほのかに乳酸的なニュアンスも。口当たりには円みがあり、軽やかなタッチ。ややスッキリとした飲み口に、甘やかさを伴うふくよかな旨み。飲み心地のよさはありつつも、酸の効いた甘酸っぱ系の味わい。余韻にかけて穀物的な複雑味も感じられる。熟成による味の変化も楽しめるお酒。

香りは芳醇。カラメルやシェリー、プラムのようなニュアンス。口当たりは非常に円やか。その後、密度感のあるボリューミーなエキス感が広がる。甘やかでコクのある旨み。スモーキーな要素を伴うボディ感にしっかりとした酸。余韻にかけて穀物感や複雑味、梅酒のような雰囲気と共に感じられる奥行き。甕を使ったことでしか感じられない複雑味と円やかさ。

香りは比較的穏やか。ほのかにカラメルや梅酒的なニュアンスも。口当たりは円やかで柔らか。甘やかで上品なコクのある旨みが広がる。穏やかな酸を伴うふくよかさで、優しい飲み心地。角の少ない味わいで、甘酸っぱい要素のある熟成感。